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子育て

夫が育休取得するメリット4つ

こんにちは。つくもです。

私は子どもが生まれてから2ヶ月間の「育児休暇」を取得しました。

現在の日本人男性の育休取得率は8%程度と10人に1人以下らしいです。

「仕事が忙しくて育休をとる暇がない」、「子育ては男性の役割ではない」色んな理由が出てきそうですが、今回は育休をとって良かったところを4つ紹介したいと思います。

これからお子さんが生まれる男性だけでなく、パートナーとより良い関係を築く上で重要なことでもありますので、何か一つでも参考になればうれしいです。

早速メリット4つを紹介していきましょう。

妻との関係がより強いものになる

皆さん突然ですが結婚した当初を思い出してください。

夫として「愛する妻を守りたい」、「この人を幸せにしたい」という欲求があったと思います。

しかし、共同生活に慣れが出てくると「このくらいでいいかな」とだんだん行動が伴わなくなってきます。

子育てを前提としない2人暮らしを続けるのであれば、お互いに干渉しないことでストレスの無い関係となることも良いかもしれません。

が、しかし

妻から妊娠を告げられたその日から、考えを改める必要がでてきます。

「つわり」、「逆子」、「低体重」、「妊娠中毒」などなど産前産後は想定外の事態の連続です。

親戚に聞いても、ネットで調べても状況は多種多様、同じお産は無いといわれています。

この不安MAXな時期に夫がどのように対応するかで今後の妻からの評価が大きく変わるといって良いです。

「育休だから子どものお世話をすればいいんだよね」という考えでは不十分です。

子どもと親(妻と自分)家族全員が生きていける状態を作り出すことを基本として考えましょう。

この時期に夫に愛想をつかす妻はとても多いです。

「家事をしない(できない)」、「話し合う時間をつくらない(家にいない)」、「仕事や友人関係を最優先する」

私が仕事で関わったお母さん達の多くはこれら三つの不満を多く口にしていました。

逆に考えれば、改めて今自分に何ができるかを考え、行動で「愛」を示せるかが、重要になってきます。

子どもを含めて「どんな家族」にしたいのかを明確にしておくことで、妻との関係はより強いものになるでしょう。

スケジュール調整能力が向上する

子どもが生まれると生活の中心が大人から子どもになります。

子どもは大人のように待ってくれません。

仕事は通勤含めて最大10時間程度でしょうが、子育ては24時間労働です。

しかも新生児は30分~1時間の頻度でオムツ交換や授乳が発生するため、中々気が休まる時間が取れなくなります。

食事・休憩や睡眠といった生きる上で必要な時間すらゴリゴリ削られます。

どうしたって時間が足りなくなるため、時間を管理する必要がでてくるのです。

今まで家事を妻に頼りっきりだったのであれば、自分でやりましょう。

自分でできないのであれば、家事代行サービスを頼むなり、「食洗機」などの家電を買うなりして負担を減らしましょう。

もちろん妻or夫にやってもらうことが当然にならないように、「どうやって欲しいか」を時間を取ってきちんと話しておくことも重要です。

私は一度寝ると夜中に起きれなかったため、深夜0時~朝の6時の間は妻に子どもを見てもらい、睡眠時間をもらいました。

妻からは妻が食べる用のおにぎりを握ってくれるととても嬉しいと言われたので、毎日おにぎりを握ってから寝るようにしました。

自分達の優先順位がどこにあるのかを明確にして、お互いに負担を分散できるスケジュール調整ができれば、育休明けも夫婦で話し合いながら良好な関係が築けると思います。

子育てのスタートダッシュ(覚悟)がきまる

あくまで私の主観ですが、男性が子育てに積極的になれないのは、経験不足によるところが大きいと考えています。

試験や仕事と同様に「ミスしてはいけない」という緊張感が先にきてしまう方も多いのではないでしょうか?

年下の兄弟や親戚付き合いの中で、実際に子どもと接する機会が多いほど、子どもにも個性があり、100点満点の正解が無いことに気がつきます。

「このくらいでいいんだ」という実感があるとぐっとハードルが下がります。

新生児の(24時間)育児は保育士である私にとっても未知の領域であり、ハードモードでした。

今振り返ってみると育休を取得せずに仕事をしていたら、間違いなく疲労で倒れていた・・・と思います。

しかし、休んでしまうことで全力で家族のことを考えることができました。

その期間に自分がどれだけ家族と向き合えるかを考えて行動しました。

日々の料理、洗濯、買出しといった家事に加えて、役所への申請に行ったり、保健師との面談に同席したり、まずは何でもやってみました。

大切なのは、たとえ上手に家事や育児が出来なかったとしても、家族のことを考えて、妻の気持ちを尊重して自分に出来ることを考えて行動できたかではないでしょうか。

自分の中でその経験があることが、子育てをしていく上での大きなモチベーションになると思います。

周囲へのアンテナが強化される

カラーバス効果という言葉をご存知でしょうか。

特定のものを一度経験したり、知ったりすると、今まで意識しなかった特低のものに意識が行き、自然に目が届くようになる現象をさします。

育児において、この現象はよく見られます。

私も町を歩いていてベビーカーをよくみるようになったり、オムツを持って歩いている人をよく見かけるようになりました。

自分が経験することによって、周囲へのアンテナが強化されて育児をしている人たちが気になるのです。

現代社会で生きている我々は仕事や生活の上で他者と関わる機会は0になりません。

目の前の相手にも生活があり、家庭があるという当たり前の事に改めて気づかされました。

他人の子育てに関する情報をよく目にすると、様々な子育てがあることを知ります。

中には極端な意見や、根拠の無いデマも含まれているので、全て鵜呑みにせず、自分にとって必要な情報を得られるようにしましょう。

おわりに

妻や子どもは上司でもクライアントでもありません。

そしてあなたは職場では一社員でしかありませんが、家庭においては唯一無二の夫であり、父親です。

家族と過ごす時間をより良いものにするため、自分に出来ることを精一杯やるため、育児休暇を取得しましょう。

一人の父親としてあなたの決断を応援します。