こんにちは。つくもです。
みなさん「簿記」という技術をご存知でしょうか。
決算書や財務諸表と呼ばれる事業の経理に用いる技術です。
今回は30年以上簿記と無縁の生活を送ってきた私が、簿記3級を取得するまでのお話をしていきます。
合格までの道のり
簿記3級を受けようと思ってからの準備期間は3~4ヶ月でした。
ざっくりまとめると教材を申し込んで届くまで1ヶ月+勉強に3ヶ月費やしました。
私は2021年2月に行われた日商簿記検定3級を受験し、4月に結果がでました。

無事合格しました!
私は自分で資格を取ろうと動いたのは「保育士資格」以来でした。
不安もありましたが、結果に結びついたのは大きな自信になりました。
合格の要因となったのは「早起き」と「自分にあった勉強方法」の2点だったと思います。
以下で詳しく述べていきます。
なぜ簿記をとったのか
時は2020年11月・・・私はやさぐれていました。
というのもここ何年か職場の昇級試験に落ち続け、2020年度の試験も不合格だったからです。
不合格者には試験の結果が公表されないが故に、改善の余地があるのか無いのかもわからない。
もしかしたら上司のコネ次第なのかもしれない・・・そんな風に考えるほど自信を失っていました。
そんな中、家計の見直しに「簿記」が良いという話が耳に入ってきました。
我々夫婦は子どもが生まれるまでは「家賃水光熱費などの生活費を夫」「食費は外食含め妻」といった感じで本当に大まかに折半していました。
しかし、子どもが生まれてからは妻の収入状況も変わり、このままで本当に良いのだろうか?と考えるようになりました。
その時に頼りにしていた保険会社のファイナンシャルプランナーからは「お子さん保育園に預けて奥さんが働けば大丈夫ですよ~☆」と軽いノリで言われ、危機感を抱いたのです。
このままではいけない
そこで、改めて家計の見直しを自分達の力でやらなければと誓い合いました(保険は解約した)
自分でお金を管理するのが苦手だった私は、マネー本を読んだりYOUTUBEやブログをあさりました。
そこで何度も目にする「簿記」というワード。
この資格があれば、もっと家計管理が楽になるかも・・・そう思った私は妻に資料請求の相談をしていました。
使った教材
クレアール日商簿記3級パックを使いました。
直接スクールに通う必要が無く、全54回の講義は全てWebで視聴できます。
問題集は講義の単元ごとに区切られており、探しやすいので復習がしやすいものになってます。
講義を全て聞き終えてからは、ひたすら問題を解きました。ボリューム的にもちょうど良かったです。
試験の過去問も充実していたので、試験直前で問題を解く時間配分の調整などで役立ちました。
勉強時間を確保
教材が我が家に届いてから、1ヶ月ほど勉強時間をどう確保するかが課題となりました。
というのも
平日は仕事に行き、帰宅後は子どもの世話や家事などで時間がとられ、気がつくと1日が終わっているのです。
”勉強しなければ・・・今日もできなかった”というサイクルをどうにかして断ち切らなければなりません。
そこで「早起き」をすることにしました。
今まで基本夜型だった私は、12時過ぎに寝て、7時ぐらいに起きるという生活スタイルでした。
それを勉強時間確保のために「夜10時に寝て、翌日4時30分に起きる」ようにしました。
そして6時30分までの1~2時間を勉強にあてたのです。
これがとても良かった。
何より子どもが寝ている時間帯なので、勉強を中断させられることが無く集中することができます。
さらに、頭が冴えている時間帯で脳のリソースに余裕があるときに勉強するので効率が良かったです。
注意点として、人によって十分な睡眠時間は変わるので、より多くの時間が必要な場合は入眠時間を調整する必要があると思います。
睡眠は健康の基盤となるので、むやみに削ってはいけません。
試験日までの勉強法
1日1時間以上勉強して3ヶ月でした。
・1ヶ月目
WEBで講義を視聴しながら、テキストを読みました。
講師のしゃべるスピードは調整できたので、×1.5倍で時短しました。
・2ヶ月目
問題集に手をつけ始めました。
問題の意味がわからなかったり、つまづいたらもう一度講義を聴きなおします。
講義を視聴する時間が足りなくなってきたので、通勤時間を使ってイヤホンで聞きながら勉強しました。
・3ヶ月目
問題集を2~3周解きました。回答を間違えた問題を重点的に繰り返し解きました。
過去問題は2年分解きました。
こればかりは実際に試験の時間と同じ60分でやったので、妻に協力を仰ぎ、休日に子どもと遊んでもらっている時間を使って行いました。
おわりに
私は以上のように子育て中でも、仕事をしていても時間を捻出して勉強し、簿記の資格を取ることができました。
休日の勉強中に妻に子どもをみてもらうことも多く、完全な方法ではありませんが、平日の早起きはとても有効な手段でした。
必要なのは「やってみようという気持ち」と「継続力」です。
そして「今日はこんな勉強をしたよ」と妻と共有することで、応援してもらえたのだと思います。
みなさんがやりたいこと、やってみたいことにチャレンジするきっかけになれば幸いです。